うつ嫁と適当夫が雑に生きているのです

嫁がウツで今のところ僕だけごはんがうまいのか。自分用だからもし嫁さんがこれを見つけても僕には言わないで。書けなくなっちゃう。

うつ10年選手のウツの嫁をサポートし続けるためのマイルール トップ3

うつ嫁をサポートし続けるためのマイルールがあります。正しいかは知りません。マイルールです。でも今のところノンストレスで生活しています。

 

ウツの嫁をサポートし続けるためのマイルール トップ3

  1. あまり頑張らない
  2. 強制しない
  3. 怒らない

 

あまり頑張らない

うつの嫁は厄介です。私が頑張りすぎると、頑張れていない自分を責めるのです。うつは、本人のみならず、周りの人も頑張れなくなるのです。

ただ、そもそも人間という生き物は、頑張ることが苦手です。具体的には、生きるに不可欠なこと以外に頑張ることが苦手なのです。なので、自分以外の人間のために頑張ることは、とても大変なことなんです。

じゃぁどうするか。かんたんです。頑張りません。日々余裕を持って生きるのです。うつ嫁のメンタルが若干落ちていても頑張りません。メンタルどん底だったら、できるだけ早く帰宅して、御飯作って、一緒にテレビを見て、早めに寝ます。この程度ならそんなに大変じゃないですからね。でも、一緒にいる時間を早める、長くすることは、メンタルの回復に重要だと思います。

強制しない

我が家には、うつ嫁の「やらなければならないこと」は一切ありません。掃除洗濯家事炊事、はてはペットの世話まで。基本的にはすべてボクの担当です。

うつ嫁は、調子のいいときだけ手伝ってくれればよいのです。手伝うことで「役に立った」というメンタルコインがたまります。(プラスの効果があるものをメンタルコインと私の脳内だけで呼んでいます)

いまは、素晴らしい家電があり、ちょっと頑張れば家事の70%は省けます。もっとお金があれば、家事代行を頼むことで家事100%をアウトソースできるでしょう。

強制しない(義務を作らない)ことで、うつ嫁が「出来ていない」ことに対する罪悪感を極力軽減するのです。

とは言え、うつ嫁だって、働かず、家事もせずという状態に罪悪感を抱かないはずがありません。だからこそ頑張らず、余裕スタイルを見せつけ、罪悪感を最少に抑える必要があるのです。

怒らない

夫婦で協力して生活していくにあたり、うつ嫁の不安定さは大きな影を作ることでしょう。サポートする側として、絶対に忘れてはならないのは、「鬱は病気」ということです。私はガンよりもたちが悪い難病だと思っています。そんな難病を抱えたうつ嫁が、とても大事なタイミングで動けなくなったとして、怒れましょうか?怒ったところで解決しないし、うつ嫁だって罪悪感でいっぱいです。動ける私よりも、動けない嫁が更に苦しむなんてことはあってはいけないです。

私はうつ嫁と暮らし始めてやっと1年。まだまだニュービーですが、怒らないことは最も大事なルールだと認識しています。怒ったところで事態は悪化するだけです。

私は、うつ嫁が私を信頼して、最善を尽くしていると信じています。

そう、私はうつ嫁も頑張っている、うつ嫁として最善を尽くしていると信じています。

そして、私は意図的に手を抜いています。自己防衛とうつ嫁に対するポーズですが、実際に手を抜いています。それに対する罪悪案がありますが、その余裕をして私は長いマラソンを走りきる自信を保てています。

もしかしたら、私が120%頑張ることで、嫁のうつは速攻で改善し、寛解するかもしれません。その可能性はあります。あるはずです。でも、それはリスキーで私自身も壊れてしまう可能性があり、夫婦生活は高い確率で壊れます。私は一度しかない人生を、うつ嫁と末永く、それなりに過ごしていきたいんです。

人生はリトライできないから、無理しない

私は、うつ嫁と末永くそれなりに過ごしていくために、最もリスクが低く、継続可能性が高いルートを選んだつもりです。平均寿命80年。私たち夫婦がお互い35歳。あと45年あります。長い実験で、リトライは出来ません。無理せず、お互いが「この人と一緒に慣れて”悪くなかったなぁ”」と思える生活を積んでいきたいものです。

最後に

私は今の生活に満足しています。うつ嫁は天気と一緒です。雨なら外出せずに静かに部屋で過ごすし、たまに調子が良ければどこかに出かけます。

でも、うつ嫁は手が届く場所で、私と一緒に生活しています。いつも笑顔で人生を楽しんでくれるように、少なくとも私という人間がマイナスにならないように心が得ています。

うつ嫁は、結構敏感です。私を我慢させた、負担を強いたということを、私が思っている以上に大きく考えています。この罪悪感を少しでも小さくできるように、私自身が人生を楽しむ必要もあります。

 

私は人生を楽しむ必要があります。そして実際に楽しんでいます。

 

次の問題は、「実際に楽しんでいます」ということを、どうやってうつ嫁に理解させるかです。これも難題なんです。