うつ嫁と適当夫が雑に生きているのです

嫁がウツで今のところ僕だけごはんがうまいのか。自分用だからもし嫁さんがこれを見つけても僕には言わないで。書けなくなっちゃう。

元気があれば何でもできるではない ”死ななければとりあえずOK” が大切なのだ。

ウツの人をサポートするって難しいです。特にサポートというサポートはできてない、1年以上一緒に暮らしていて、私はそう感じています。

夫として気をつけていること

私が気をつけているのは、責めないことくらいです。ご飯を食べなかろうが、お風呂に入らなかろうが、一日中寝ていようが、責めないようにしています。笑いながら受け入れている、、、、つもり。何をしてもマイナスに取られていしまう可能性があるけど、ほぼ確実にマイナスになることはしなければOKだと思っています。

浮き沈みのあるうつ症状ですが、比較的良い状態のときに不満を感じるようなコミュニケーションは取らないようにだけ気をつけています。

うつ嫁の気持ちを考える

ウツの本人は、いろいろなものを失ってしまっている状態です。健康的な生活、仕事、お金、時間などなど。自らの意志と反して、どんどんこぼれ落ちていくのをただ見ていることしかできないんです。想像するだけでキツイ。

しかも、うちの嫁さんはもう5年以上ウツで服薬している状態で、薬がなければ生きていけないレベル。不治の病という認識を持っていてもおかしくないし、そうでも思わなければ治せていない自分を責めざるを得ないだろう。良くも悪くもうつ状態である自分をある程度肯定しているのだと思う。この状態はおそらく小康状態といえるけど、年齢を重ねるごとに増える不安(お金や親・家族の介護など)で大きく悪化する可能性がある。そんなときに自分に何ができるかは常に考えていなければならない。

夫ができるサポートとは、頑張らない生活を作ることだ

いろんな本を読んだけど、大体は ”鬱になってしまったら” を書いていて、”元から鬱だった” というケースにはほとんど触れられない。レアケースなのだろう、鬱状態の人と途中から一緒になるのは。

とはいえ、私自身はもう後戻りはできない。なんとか夫婦生活を続けていくために工夫しなければならない。工夫するポイントは 頑張らない生活 だと思う。

片方だけが頑張っている状態は長続きしない。すでに、私は叔母から 片方だけ頑張っているのは良くない と軽く警告をされている。ウツ嫁が何もしなさすぎに見えてしまっているが、実際に家事に関しては何もしていないに等しい状態なので反論はできない。なので、私は家事を頑張らなくて済むレベルまで落とし込んだ。

ルンバ・洗濯乾燥機・食洗機で自動化、ある程度の汚れは許容して完璧は求めない。もともと一人暮らしでそれなりに生活していた自分にとっては、二人分になったところで大した手間ではなく、頑張らなくても家事は終わる。ウツ嫁も頑張らないし、私も頑張らない。これでいいとおもう。もし子供ができたら、、、、そのときはまた考えよう。家事代行さんにお願いしてもいいし、近所のシルバーさんを直接雇用して助けてもらってもいいだろう。人に任せれば何でもできる。

収入がすくないと、頑張らざるを得ない。今はなんとか生活できているが、私はそんなに高所得ではない。所詮零細企業の戦闘員だ。いつ会社が倒産して、収入源を失うかわからない。考えれば考えるほど不安ばかりが増えていく。

サポートする側は楽観的であるべし

不安は尽きない。でもその不安はすぐに解消できるものではないし、おそらくどうやってもその不安は解消できないだろう。ウツ嫁には言えないが、不安をすべてまともに考えていたら、私も間違いなく鬱になる。

私が一つ信じていることがある。日本では法律さえ守っていれば死ぬことはないということだ。私がまっとうに生きている限り、日本は私を守らなければならない。

ヤカラに脅されて1000万円近く脅し取られたときも、私は警察と法律に守られた。今は特に不自由ない生活を送っている。母親がガンで死んでも、母親がいないということ以外で困ったことはない。

嫁の鬱が悪化しても、そのサポートのために私が仕事をやめて無収入になっても、死ぬことはない。まぁ好き放題アイスを食べたり、牛肉のステーキを食べることはできなくなるだろうけど、死ぬことはない。

鬱の人の自殺を許してはならないのと同じように、死なないことは何にも優先して大切なことだ。好きなアニメを見られなくなっても、アイドルにお布施できなくなっても、毎日ご飯を食べて布団で寝る生活だけは守られるはずだ。そんな生活でも一緒にいられればそれで良い。という心持ちを持ち続けることが最大のサポートではないかと、今は思っている。